売却前にリフォームをするメリット

そのままでは買い手が付かないようなお宅でも、要所に手を入れリフォームするだけでだいぶ見違えます。結果として内覧での印象がよくなります。

ニーズに合わせたリフォームができる

古くなった物件をリフォームして原状回復するだけでも売れる物件になりますが、一歩進んでリノベーションを実施し、建物の価値を再生すればさらに購入希望者を集めることができ、物件価格も引き上げることができます。しかも、近隣の住宅購入者の傾向から、インテリアのテイストや間取りを使い勝手よいものに変更すればなお付加価値の高い物件になります。

リフォーム済み物件ということで不動産会社も積極的に売ってくれる

不動産会社の立場になって考えてみましょう。売却を依頼された物件が老朽化して魅力がないものと、リフォームして魅力が増しより高く売れるようになった物件とでは、やはり自然と力の入れ方が変わってきます。もちろん、魅力的になった物件は、その不動産会社にとってよい実績、広告的存在になるため余計に力を入れて売ろうとするでしょう。こうしたことからもやはり売却前のリフォームが重要だということがわかります。

古い設備を新しくしよう

物件の設備に時代遅れで使い勝手の悪いものがあれば、最新の製品に交換しておきましょう。例えば呼び鈴をテレビドアフォンに変える、古色蒼然としたブレーカーを最新の規格のものに変えてしまいます。一見してわかるくらい、古さを感じさせるようなものは思い切って新しいものに交換しておきましょう。それだけでも、物件の印象は見違えります。

古いふすまや畳の交換

年代物かと見まがうような黄ばんで破れが目立つふすま、ほつれが目立つ畳は面積が大きいだけに目立ちやすく、内覧の際に物件のイメージを大きく損ないかねません。思い切って交換しておいたほうがよいでしょう。また穴の開いた障子もよい機会なので貼り替えておくべきです。

古くて汚いふすまや畳は売主の生活感を非常に感じさせますので、交換しておきましょう。

キッチンや浴室などの水回り

キッチンや浴室は内覧に訪れた人にとって、もっとも目につきやすいところです。そこが汚れていて生活感が漂っているようでは印象を大きく損ねかねません。予算が限られている場合は、何を置いてもこうした水回りを優先的にリフォームしておくべきでしょう。